夏休みはSDGsな自由研究にチャレンジ! おすすめ体験キット7選
だんだんと暑さも本格的になり、夏休みの季節になりましたね。コロナ禍も落ち着いてきましたが、みなさんはどんな夏休みを過ごしますか?
プール、海水浴、夏祭りにキャンプなど、楽しいイベントがたくさんある夏休みですが、勉強も忘れてはいけません。
「自由研究、毎年テーマに迷ってしまう…」
なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、SDGsの自由研究にうってつけの体験キットを集めてみました。
自由研究×SDGsとは
SDGs(持続可能な開発目標)は、国連が採択した17の目標であり、2030年までに貧困、飢餓、教育、ジェンダー平等、クリーンエネルギーなどの重要な社会的課題を解決するためのグローバルな取り組みです。
SDGsは、環境、社会、経済の3つの持続可能な開発の次元を包括し、地球全体の持続可能な未来を目指しています。
これらの目標は、国や地域、民間企業、市民社会など、あらゆる関係者の協力と行動が必要です。
SDGsは、包括的なアプローチを促進し、貧困削減や社会的不平等の是正、環境保護などの重要な課題に取り組むための枠組みとして世界的に重要な役割を果たしています。
日本の達成ランキングは世界で19位(2022年)。
わたしたちが世界で取り組むべき課題に対して、自由研究を通してSDGsへの理解を深めてみては?
SDGsな自由研究キット7選
今回は読むだけ、勉強するだけ、というものではなく、実際に手を動かして学べる体験型のキットを集めてみました。
どれもSDGsに関連するので、
どうSDGsにつながっているのか?
そもそも何が課題になっているのか?
なども考えながら取り組んでみてください!
LFCコンポスト 自由研究キット
自宅でトライできるコンポストを販売しているLFCから、自由研究キットが発売されています。
コンポストとは、堆肥そのものや堆肥をつくる容器のこと。
生ゴミをコンポスト入れて作られた堆肥は、栄養豊富な野菜づくりに使うこともでき一連の流れを行うことにより、生ゴミの栄養循環を体験できます。
そして自由研究キットに取り組む人のために開催されるオンライン講座も要チェック!
座学も、そしてリアルな体験の両面から学べることがポイントです。
こちらは、SDGs13「気候変動に具体的な対策を」につながります。
『るるぶマンガとクイズで楽しく学ぶ!』シリーズは、オールカラーのマンガやイラスト、図解、復習クイズなどで、子どもたちが楽しみながら知識や教養を身に付けられると好評の、旅行情報誌「るるぶ」が作った学習まんが本です。そんなるるぶから、SDGsを学べる「SDGs ペットボトルエコランプキット付 特別BOX (学習まんが) 」が発売されています。
SDGsを楽しく学びながら、身近なペットボトルを再利用して作るエコランプを作れるキットもついています。
まず、SDGsってなに?を体系的に学びながら自由研究に生かせる点がおすすめです!
こちらはSDGs1〜17の目標全体を学ぶことができます。
電脳サーキット クリーンエネルギー
「クリーンエネルギー」。「EV車」という言葉を聞いたことがありますか?
普段自分たちがつかっている電気は石油由来のものが多いのですが、石油には二酸化炭素の排出や資源に限りがあるなどさまざまな課題があり、電気を石油以外の自然由来エネルギーにシフトする脱炭素の動きが世界で加速しています。
この電脳サーキット クリーンエネルギーのキットでは、自然由来の電気を自分で作る体験ができます。実験数はなんと133通り!
太陽光発電や風力発電、果物や野菜をつかって電気をおこすことで、クリーンエネルギーへの理解も深まるはずです。
こちらはSDGs7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」につながります。
メイド・イン・アース ミニ織り機キット
自分の着ている服はどんなふうにできているか知っていますか?
ロボットや、機械がつくっているわけではなく、人が縫ったり、編んでつくっているのです。
このミニ織り機キットでは織り機の体験ができます。
普段製造工程になかなか触れることのない衣服の製造やアパレル業界の二酸化炭素の排出、水資源を多く使用する産業であること、衣類ロスの問題についても一同時に考えるきっかけを与えてくれるでしょう。
販売元である「メイド・イン・アース」ではSDGsやエシカル消費などをテーマとした授業の一環として、和綿栽培や糸紡ぎなど、さまざまなワークショップも開催しています。
このキットに関心を持ったあなたは、このキットで使う「糸」もどうやって作られるのか学習を深めることができれば、より一層理解を深めることができるのではないかなと思います。
こちらは、SDGs12「つくる責任 つかう責任」につながります。
エコ栽培キット サニーレタス
エコ栽培キット サニーレタスは、再生素材のポリエステル培地を使用したエコ栽培キットです。
軽量で劣化せず、半永久的に使用できる環境負荷のちいさい培地です。繰り返し使えて、害虫や病気が出にくく、使用後は可燃ごみとして出すことができます。
スーパーで手軽に入手できる野菜を一から自分でつくる体験を通して、食べ物により一層感謝できますし、つくった人のためにも残さず食べようと思えるかもしれません。
その思いはSDGs2「飢餓をゼロに」につながります。
布地みつろうラップ
毎日当たり前に使っているラップは、くり返し使えるエコラップにシフトしてみませんか。
くり返し使うことができる布製のラップは「エコラップ」とも呼ばれています。
コップやお皿に被せる以外にも、切りかけの野菜、パンなど食材をそのまま包んで保管することも可能です。
今回紹介するみつろうラップとは、布地にみつろうを染みこませた天然素材メイドのラップのこと。
こちらのみつろうラップは、扱いやすい粒状のみつろうとコットン布がセットになったキット。
つくる過程から、ゼロウェイストアクションとしての訴求をレポートにまとめても面白そう。
SDGs12「つくる責任 つかう責任」やSDGs13「気候変動に具体的な対策を」に関連しています。
百川味噌 手作り味噌キット 夏休み自由研究版
手作り味噌キット 夏休み自由研究版 出来上り1.6kg用は、味噌をつくるための材料や容器などがすべてセットになった「自由研究用」の味噌キットです。
半日ほどかけて大豆を煮る仕込みを行い、2~4週間でお味噌が完成します!
普段食べている味噌がどのような過程で作られているか知ることで、農業への知見を深めたり食育にもつながる題材と言えるでしょう。
SDGs「2飢餓をゼロに」を題材とし、理解を深めることができます。
夏休みはどのSDGsキットにトライする?
せっかく取り組む自由研究なら、未来につながるようなSDGsを深めるのも一つの選択肢としておすすめです。
体験キットの内容+どのようにSDGsに関連しているか、ソーシャルグッドにつながるか自分なりに考えてまとめるとさらに理解を深めることができるでしょう。
SDGsといっても課題はさまざまなので、自分が関心のある課題について取り組めたらいいですね。