環境に優しいお引越しを!サステナブルなおすすめアイデアやサービスを紹介

環境に優しいお引越しを!サステナブルなおすすめアイデアやサービスを紹介

「引っ越し」にどんなイメージを持っていますか?

いろいろと手続きや荷造りが面倒、でもその一方で新しいお家やお部屋にワクワクする気持もあるかと思います。そんな引っ越しですが、環境負荷について考えたことがあるでしょうか。

エコやサスティナブルが注目されているいまだからこそ、環境にやさしい引っ越しをしていきたいですよね。

引越しをするときに役立つ、サービスやアイデアを紹介していきます!

引越しの環境負荷とは

引っ越しの環境負荷と聞いてどんなことが思いつきますか?
具体的には、エネルギー消費とそれらに伴う二酸化炭素排出、資源の使用と廃棄物が出る、などが挙げられます。

引っ越しには車やトラックの使用が必要となるため、その結果、燃料の消費と二酸化炭素などの排出が増加します。
また、引っ越しだからこそ、新しいものを購入したり、買い替えたり、ということも多いはずです。

新居だからこそ、気持ちも新しく、身の回りのものも新しく買い替えたいということもあるかと思いますが、新しいものを作るエネルギーと同時に今まで使用していたものを廃棄するエネルギーも必要になってきます。

「買う」だけではなく「捨てる」ことも考慮し、なにを選択するのか考えていきたいですね。それらに付随して、引っ越しの規模や距離、選択した住居の条件などによって異なる影響を持ちます。
引っ越しの際には、できる限り環境への負荷を考慮し、持続可能な選択を検討することが大切ですね。

サステナブルな引越しアイデアやサービス6選

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引越しにともなう環境負荷を抑えるために、おすすめしたいサービスやアイデアを紹介していきます。

1 不用品処分はリユース・リサイクルに

上記でも触れたように、「捨てる」ことにもエネルギーがかかります。

できるかぎり、あるものをそのまま使い続けることがサスティナブルであり、環境負荷も小さいですが、手放すこともあるかと思います。

「捨てる」という選択肢ではなく、不要になった品は次の人に使ってもらえるようにリユースをしてみませんか?
お住まいの地域にもよって異なりますが、「捨てる」ことにも費用がかかることも多いですので、リユースの選択肢を取ったほうが経済的にもお得なこと!
また、自宅に引き取りに来てくれるリユース業者さんであれば、粗大ゴミ回収場所に運搬する手間を省けるかもしれません。

同様にリサイクルについてもご自身の住む地域によってさまざまなので(有料・無料での引き取りなど)それぞれの自治体の情報をもとに、できるだけ「捨てない」選択肢ができたらいいですね。

2 不要になったカーテンはニトリのカーテン回収プログラムへ

【ニトリのサステナビリティ】カーテン回収の取り組み
出典:【ニトリのサステナビリティ】カーテン回収の取り組み

物自体はまだまだ使用できる状態であっても、お部屋ごとにサイズが変化しやすい「カーテン」。
捨ててしまうのはもったいない、と思ってしまいますね。

ニトリではそんなニーズを組んだカーテンの回収プログラムがあります。
ニトリグループでは2021年から家庭で不要になったカーテンを回収する取り組みを期間限定でしていましたが、その後お客さんの声からいつでも回収できるようになりました。

回収方法は、不要なカーテンをニトリ店舗に持っていき渡すだけ。
販売元や状態は問わないとのことなので、メーカーを問わず回収してくれる点はとてもうれしいですね。

回収されたカーテンはニトリ側でリユース、またはリサイクルをされ再利用されるようです。
いままでに約510トン、約14万人の方が回収に協力しています。

今後は、羽毛布団やカーペット、敷布団の回収も検討しているようです。全国にある店舗だからこそ、多くの人がアクセスしやすく、サステナビリティの拡充にも期待大です。

【ニトリのサステナビリティ】カーテン回収の取り組み

3 新居では再エネ電力を使おう

新居への引っ越し時には新たに、電気・ガス・水道のライフラインを契約する必要が出てきます。

引越しのタイミングで、電力契約を見直し再エネにしてみませんか?
環境に優しいライフスタイルを目指すことは、それぞれの暮らし方によって可能な範囲が異なりますが、契約を見直すことは誰しもハードルが低く行えるアクションのひとつ!

電力中央研究所「日本の発電技術のライフサイクル CO2 排出慮評価」(平成 22 年 7 月)の資料では、石炭・石油由来のエネルギーよりはるかに太陽光や風力などの再エネは環境負荷が低いことが一目瞭然です。

電力中央研究所「日本の発電技術のライフサイクル CO2 排出慮評価」(平成 22 年 7 月)
出典:電力中央研究所「日本の発電技術のライフサイクル CO2 排出慮評価」(平成 22 年 7 月)

契約方法はそれぞれの電力会社で違いますが、再エネだからといって面倒な手続きがあるわけではありません。
また、電力が使いづらいという心配もありませんし、値段も特に変わらない印象です。(これはそれぞれの電力会社で変動するのでご自身で調べてみてください)

契約してしまってからわざわざ変えるのは手間なので、ぜひはじめから再エネで契約してしまいましょう!

例えば、日本各地の産地から再エネが供給される「みんな電力」などがおすすめです!

みんな電力

4 セカンドハンドの家具を選ぶ

「捨てる」ことにもエネルギーは使いますが、新しいものを「買う」ということにもエネルギーを使います。
その新しいものを作るための材料、から完成するまでのさまざまなエネルギー消費、お店に並ぶまで……

手放すときにリユースを選ぶように、新しいものを迎え入れるときにもできるだけ新しいものではなく、セカンドハンドのものを選びたいですね。
その選択によって環境負荷は小さくできます。

欲しい家具が決まっている場合はweb上のリユース家具を探してみるとスムーズですが、近場のセカンドハンドショップに足を運んでみることもおすすめです。
大きな家具以外にもカラーボックスなどの小物なども、まちのセカンドハンドショップには充実しています。

webでは出会うことのできない掘り出し物と出会うことができますよ。
次の項目からは引っ越しのサービスも紹介します!

5 JRコンテナの引越しプラン

トラックのイメージが強い引越しですが、実はJRコンテナでも引っ越しができます。
鉄道コンテナ輸送は、トラックと比較して二酸化炭素の排出量が約13分の1と非常に少ないことから、環境負荷の小さい輸送方法といえます。
JRコンテナの引っ越しのメリットは、下記の3点があります。

  1. 安心の全国ネットワーク
  2. 時間に正確
  3. 荷物に合わせたコンテナ数で

普通の引っ越しトラックと同様、家まで集荷し、引っ越し先まで配達してくれるようなので、遠距離の引っ越しには鉄道コンテナの引っ越しを検討してみても良いかもしれません。

JRコンテナの引越しプラン

6 環境に優しい引越しプランを利用する

引越しサービスにも環境に配慮したプランが登場しており、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
ここでは3つのサービスプランや企業を紹介します。

  • 日本通運の「えころじこんぽ」
    「えころじこんぽ」で使用する反復資材はすべて日本通運のオリジナルで高機能&エコロジーです。繰り返し使用できる資材を使っているため、エコな引っ越しができます。
  • 三八五引っ越しセンター
    三八五引っ越しセンターは地球にやさしいエコ引っ越しを推進しています。
    オリジナルのボックスの活用、またダンボール回収も行っています。
  • アート引っ越しセンター
    アート引っ越しセンターでは「エコ楽ボックス」と名付けられた環境にやさしく、荷造り、荷解きも楽になるエコボックスが使用されています。
    食器用・ハンガーケース・シューズケース・テレビケース・照明ケースなど用途に合わせて自社開発されている優れものです。

次の引っ越しはエコでいこう!

ゴミが多く出たり、移動に伴うエネルギー負荷が気になる引越し。
多くの選択肢を知ることで、よりサスティナブルで環境負荷の小さい引っ越しをしてみませんか?
意外とハードルも低く、選択によっては時間もお金も効率的になるかもしれません。
ぜひ、引っ越しをするからこんな選択肢があるのだなと知っておいてもらえたらと思います。